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連休のお話/「お墓参り」
 突然ですが“日本で一番いやらしい地名”というのをご存知ですか?
 岩手の大船渡の近くにある“盛(さかり)”というのが、それです。
 この盛に、私にとってはすんごく因縁深い三兄弟が住んでいるのです。
 というか、住んでいたのです。
 彼らの家は地元では有名な寿司屋で、長男と二男が継ぐ予定でした。
 長男は私と同い年で、下はそれぞれ三歳ずつ違います。
 大学時代の私は、この長男とアルバイト先で知り合い、同じ岩手出身者ということもあり、とっても仲良しさんになりました。
 とはいっても、お互いの方言にはかなりの違いがありました。
ちなみに、そいつの郷里では「そうでしょう」というのを「そうでがすとー」というので、私は彼に「夜明けのガス燈」というあだ名をつけました。
そして、つるんで遊んでいました。
 当時は、ディスコというお店(いまで言うとクラブにあたるのでしょうか)が全盛でした。
でも、学生の自分にはお金がありません。
そこで、この長男のおごりで週に2〜3回ディスコ通いをしてました。
 そんな関係で、長男と交代で二男が板前修行に来た時も、二男と交代で三男が上京した際も、私はひとつ屋根の下で暮らすハメになりました。
 ですから、一時期、いわゆる家族同然の暮らしをしたわけです。
 その後、いろいろあって音信不通になっていたのですが、今回の帰省を機に調べたところ、なんとそのふたりの弟がともに亡くなっていたのです。
 今回の旅のもうもう一つの大きな目的が、このふたりの“墓参り”でした。
 久しぶりに訪ねたのですが、長男が継いだ寿司屋はとってもきれいで、寿司もとってもおいしかったです。
 でもこの長男夫婦には、子供ができませんでした。
 そして、弟ふたりもいません。
 久しぶりにあった長男はすごく嬉しそうな笑顔を見せてくれましたが、これからのことを話す際に見せたちょっとさびしそうな横顔が、いまでも目に焼き付いています。
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